ハレの日~品格ある装い~

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留袖は、地色の違いにより、黒は黒留袖、他の色は色留袖と呼ばれます。また、ほかの着物との違いは、比翼仕立てになっている点です。

黒留袖は、既婚女性の第一礼装です。列席者に敬意を表す装いなので、新郎新婦のお母様がお召しになります。また、既婚の姉妹や近しい親族も黒留袖を着られることが多いようです。ただ、まだ歳若い既婚女性の場合は、年長の方のご助言を参考に他のお着物を選ばれる場合もあるようです。

わたくし事ですが、20代で黒留袖を着る機会がございました。その折、叔母の黒留袖を借り、自分の振袖の帯を締めていただきました。10歳以上年上の叔母の留袖を、当時のわたくしの年齢相応に装うことができたように記憶しております。ヤングミセスの方には、黒留袖の柄と帯の調和を考えながらも、フレッシュな華やかさでお召しいただきたいと思います。

ご親族以外で黒留袖を着られる場合としましては、仲人を務められるご婦人の装いがあります。
現代ではチャペルでの結婚式も増えていますが、洋装の中にあっても黒留袖は第一礼装としてふさわしく、礼を尽くす厳かな装いだと思います。

色留袖は、黒留袖が五つ紋と決まっているのに対して、五つ紋・三つ紋・一つ紋と入れる紋の数を変えることができますので、着用範囲も黒留袖に比べて広くなります。また、色・柄も豊富ですので、お好みや年齢に合わせてお似合いになるものをお召しになられることができます。
既婚・未婚を問わずに着用できる点も黒留袖との違いです。
下半身の絵羽柄は訪問着のようにも見えますが、訪問着に見られる胸元や袖に柄がありません。

フォーマルなお着物である留袖は、着物のしきたりや決まりを大切にしたお着付けを心掛けております。